細野ビルヂング

nao道

2011年04月23日 10:02


昭和11年(1936年)、建設会社・細野組の大阪営業部社屋として竣工しました。
細野組は明治時代、大阪築港や御堂筋の工事を請け負い、大大阪時代創出の一翼を担いました。
竣工当初の外壁は白タイルで覆われていたそうです。
細野組は、このビルの竣工当時、石材請負業も行っていたため、長堀川(現・長堀通)から船で揚げられた上質の石材が惜しげもなく使われています。
細野ビルヂング三代目オーナー・細野房雄氏は手造りでビルの修復を始め、築66年目の2003年には「66展」を記念として開催しました。それ以後、この貴重なレトロ建築は、年一回開催される「66展」をはじめ、多数のイベント(個展・コンサートなど)に幅広く利用されています。


事務所でしょうか…細野組事務所?チョットこわい感じ?ではないですよ。
現在、工事中のようです。
しかし、こんなにシンプルでE感じのビルヂングは少ないです。船場の建築はもっと豪奢なものが多いですから。



大阪市西区新町4-5-7
竣工:1936(昭和11)年
設計:細野組建築部
施工:細野組建築部
構造:RC造地上3階地下1階建

アクセスは簡単です。地下鉄長堀鶴見緑地線・千日前線/西長堀駅下車スグです。


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