鯛よし百番
飛田新地の南東にかつて遊郭として建てられた楼を、現在は「鯛よし百番」が料亭として利用しています。この料亭のオーナーは、居酒屋チェーン「百番」の経営者でもあります。
木造2階建で、入母屋造、瓦葺、2階に擬宝珠高欄を廻らし、玄関に唐破風を付けているのも遊郭建築の特徴の一つと言えます。色街の殷賑を色濃く今に伝える、現在では非常に珍しい建物です。
平成12年(2000)に国の登録有形文化財に指定されています。
唐破風(からはふ)とは、イチオー説明しておくと上画像の玄関の上に付いている中央部が弓形で、左右両端が反りかえった曲線状の破風のことです。
大阪府大阪市西成区山王3-5-25
設計:不明
施工:宮大工数名といわれる
竣工:1918
構造:木造2階建
飛田新地では興味本位で写真を撮ったり、カメラを持ってウロチョロするのは決してお薦めできません。
ヤメトコー!
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