井原西鶴像-生國魂神社
生國魂神社(いくたまさん)を訪れることが、今年はこれで最後になりそうなので・・・
大阪検定に役立ちそうな
ネタを一つだけ
ゲットしました。
彦八まつりの2日間、落語家はんたちと戯れて、酒を呑んでいただけではないということですゾ。
井原西鶴像の
碑文より(
原文ママ)
井原西鶴は
寛永19年(1642)に生まれ
元禄6年(1693)
大坂錫屋町(現
谷町3丁目)で没した
「
好色一代男」「
好色五人女」「本朝二十不孝」「武家義理物語」「
世間胸算用」など多くの名作を残し
延宝8年に一昼夜4千句の
独吟矢数
俳諧の新記録をこの地
生国魂神社南坊で樹立した
西鶴の作品は世界各国で翻訳されその文学的評価は高く1968年
ユネスコは世界的偉人の一人として西鶴を選んだ
1992年は西鶴生誕三百五十年の年であり大阪真田山
ライオンズクラブC.N.20周年を記念してここに井原西鶴像を建立する
平成4年(1992)6月10日 大阪真田山ライオンズクラブ
第1回大阪検定2級試験に出題された問題です。
5.次の文章は、井原西鶴の代表的な浮世草子の作品の一部です。この作品名は何でしょう?
「諸国の大名衆への御用銀の借入れの内談を、酒宴遊興よりは増したる世の慰みとおもひ定めて、寄合座敷も色ちかき所をさつて、生玉・下寺町の客庵を借りて、・・・」
①雨月物語
②好色一代男
③浮世物語
④世間胸算用
どうでしょうか?わかりました?正答率56%です。
解答は地図の下にありますけど、もう答えを書いてしまおう!
私自身のタメに!
なので、素(ス)で解答を考えている人は、これより下に
スクロールしないでNE!
答えが決まってから読んでみて下さい。
井原西鶴について・・・上記碑文を補足すると、西鶴は貞門派の俳諧師としてはじめは鶴永(かくえい)と名乗っていて、「生玉万句」(1673年)出版を契機に談林派に転じ、西鶴と改名しました。
好色物、武家物、町人物、雑話物に分類されるジャンルで浮世草子の作品を残しています。
「世間胸算用」(1692年)は「日本永代蔵」(1688年)などとともに町人物に分類される作品で、20話の短編からなり、全ての話が大晦日に設定されていて金銭の総決算の一日を町人がどのように切り抜けるかの悲喜劇を描いています。
「好色一代男」は西鶴がはじめて出した浮世草子です。内容はタイトルからなんとなく推測できます。スケベな話じゃろ?
独吟矢数俳諧というのは、一日一夜をかけて独吟連句の数を競う「矢数俳諧」のことで、これは西鶴が創始したものです。句の数と速さが、当時の話題になりました。
因みに、上の過去問に出てくる文は「世間胸算用」の中の短編「銀壱匁の講中」の一部です。
過去問の他の選択肢については以下のようになっております。
「雨月物語」(1776年)=
上田秋成の怪異小説
「浮世物語」(1661年)=
浅井了意の
仮名草子
というわけでサヨウナラ
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