旭屋書店本店-さよならの向こう側

nao道

2012年01月04日 13:13


平素より旭屋書店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
さて、当本店ビルは老朽化が進み、平成二十三年十二月末をもちまして、建替えの為閉店させて頂くこととなりました。
平成二十七年春の竣工を予定しております。
梅田の地に四十二年間営業できましたのも皆様のご愛顧のたまものと厚くお礼申し上げます。
お客様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
なお、旭屋書店はなんば、天王寺、梅田・地下街、泉南、甲子園ほか近畿一円、関東、九州に店舗がございますので、今後ともご利用くださいますようお願い申し上げます。
株式会社 旭屋書店


旭屋書店本店は昭和44年(1969)に現在地(大阪市北区曽根崎2丁目)に開業しました。地上8階建ての自社ビルで、7階まで書店として営業していました。今後は、北側に隣接するビルの敷地と合わせて総合開発が行われ、完成した新ビル(地上102m)にテナントとして入居する予定です。特に本店で高い人気を誇る鉄道書コーナーは、旭屋書店なんばCITY店に移設され更に売り場面積を拡大しています。

鉄道ファンの聖地と言っても過言ではない鉄道書売り場は7階(8階の時もあった)でしたね。


やっぱり歴史のある企業にはファンがいます。旭屋の見慣れたいつもの袋を手にして一時の別れを惜しむお客さんが、閉店後も名残惜しそうにシャッターの下りた店の前に…動画をドーゾ。


上記、本店の略歴に昭和44年(1969)に開業と書きましたが、実は12月末に一時閉店するこの本店の前身は、かつて国鉄大阪駅前(現・ヒルトンプラザあたり)に昭和21年(1946)に創業した旭屋商店です。主に雑貨や化粧品を扱っていた旭屋商店は開業の翌年、昭和22年に書籍を主要な商品とする「旭屋書店」として屋号も新たにスタートしました。そして、23年後の昭和44年に現在地に移転しています。
僕らの親くらいの年齢の方によくこの話をきいた人も多いと思います。


今や梅田は林立する大型書店により本の飽和状態にあります。
最古参の旭屋書店はその梅田で負けたと捉えることもできますが、自社ビルで営業していればいつかは建替えの時期が訪れます。その時が来ただけとも言えます。梅田の他の大型書店は、その分のテナント料を毎月支払っているはずです。一般家庭で持ち家と賃貸マンションに置き換えて考えると…どっちが得か?よく分りませんが、一戸建ては建て替えもリフォームも自由にできます。

いずれにせよ新しい本店がどんな風になるのか、それが楽しみです。今度は、子供たちの世代に僕らの世代の人が、「昔は8階建てのビルで…自分ら知らんかもしれんけど懐かしいわ」とか言う日が来るかもしれませんね。


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