大江健三郎生家-真夏の愛媛旅行3

nao道

2015年09月26日 11:00

大江健三郎の小説やエッセイ、文芸時評などを読みふけっていた時期がありました。マイ嫁もそうですが、ほぼ全ての著書を読みました。
そんな話を「古久里来」さんのオーナー夫妻としていたら、オーナーが「近いですよ。良かったらお連れしますよ。」となんと夕食前に車(レクサス‼)で大江健三郎の生家を案内してくれました。
小説の風景さながらに、決して大きくない川に大きな石が見え、古い橋を渡ると木造の小ぢんまりした商家が軒を連ねる…Oh!ギー兄さん!

池澤夏樹は大江文学の特徴をこう書いています。
「この人の文学において特異なのは、この家族の外はすぐ社会であって、その間をつなぐ世間という遷移領域がないことだ。…魂があって、政治があって、その間が空っぽ。…もっとも卑俗な領域がすっぽり抜けている。」
なるほどうまいコト言うなー。確かにそんな感じがします。

私は「大江健三郎生家」と記しましたが、こちらの住宅は個人所有で、実際に居住されている方がいらっしゃいます。訪れた際には大人のマナーが求められると思います。ヨロシク4946です。

ホンマに嬉しかったです。Eことありました。

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