天神さんの神輿

nao道

2011年08月17日 21:50



「鳳神輿」「玉神輿」について

天神祭は、平安時代中期の天暦五年(951)に始まったと伝えられています。
十世紀末京都で御霊会が行われた際に神輿二基が出御した故事にならって、天神祭にも鳳神輿(おおとりみこし)と玉神輿(たまみこし)の二基が登場するようになったようです。
それまでの神輿は、天保八年(1838)二月の「大塩平八郎の乱」で灰塵に帰し、今に伝わる神輿は天保十一年に御旅所のある江ノ子島東町の天満屋清兵衛らの寄進によるものです。
現在では、鳳神輿は菅南連合(菅南八町会)、玉神輿は大阪市中央卸売市場本場の業者の方々が講を結成し、陸渡御、船渡御に参加奉仕を続けています。
「鳳神輿」には野見宿彌(のみのすくね)の御霊
「玉神輿」には手刀雄命(てじからおうのみこと)の御霊がお乗りになっています。
-現地案内板より


天神祭が終わると神輿庫に安置されます。



写真の右は先の神輿庫です。左は鳳輦庫といいます。

鳳輦とは、菅原道真公の御神霊を奉安する乗り物のことで、天神祭・船渡御の船列の中でも、御鳳輦奉安船(ごほうれんほうあんせん)だけは特別な神々しさを演出しています。賑々しい群衆も、御鳳輦の通過する際には本殿に向かうのと同じように参拝するということです。
忘れていましたが、一番上の神輿の写真、右が「鳳神輿」左が「玉神輿」となっています。


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