鎌八幡と円珠庵
鎌八幡と円珠庵
由来
遠い昔、このあたりは三韓坂と言われた古道で、そのわきに一本の榎の霊木があり、人々の信仰を集めていた。
下って、大阪冬の陣のとき、真田幸村がこの土地に陣所を構えたが、この信仰を聞き伝えて、鎌を打ちつけ、鎌八幡大菩薩と称して祈念したところ、大いに戦勝をあげたと伝えられている。
江戸時代初期には、この鎌八幡の境内に、国文学者として有名な高僧契沖阿闍梨が居を定め、円珠庵と称した。契沖は、ここで万葉代匠記や和字正鑑要略を著し、国文学の研究に専念すると同時に、深く鎌八幡を信仰した。この頃から「鎌八幡」は「祈とう寺」として、人々の信仰が広まった。
大正11年に、境内全域が大阪市では最初の国の史跡指定を受けたが、境内の大部分は、戦災で損壊したあと復興したものである。その間、霊木は蘇生し、絶えなる信仰と多くの霊験が得られている。
悪縁断
病根断ち(頭痛、ぜんそく、癪、痔、等々諸病平癒)
縁切り(因縁断ち、悪霊断ち、厄払い、悪運断ち他)
心願成就(合格祈願、学業成就等)
大阪の名所案内の本や大阪の歴史案内、ガイドブックの類の本にもたびたび登場するので、誰もが知る場所かと思いきや、案外人知れず天王寺区の寺町に、高津神社から真田山に向かう途中の坂の上にひっそりとこの八幡は存在していました。僕の場合は本では知っていましたが、ホンマにたまたま先述の道中でここを訪れることができました。ラッキーと言えばそうですが、実際にはなんとなく怖かったというか…やぶ蚊が多いし暗い雰囲気と言うかヤバイ感じがしました。
契沖がドーのという場合ではなかったのが現実です。
しかし、ホンマの祈りというか神頼みという信仰はこんな感じがリアルなような気がしました。
人は縁によって結ばれるが、その縁が悪縁の場合ならば、それを断ち切りたいと願う人も必ずいるはずです。結ばれたいと思うのも人の願いなら、絶つことも願いなのでしょう。
悪縁を絶って幸せを招くという八幡様として知られています。
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