「住吉造本殿の様式は、大嘗宮の建築と頗る酷似して居り、殿内の鋪設は『住吉大社神代記』に徴しても、神体らしきものの記載は認められないので、もともと神体はなかったものと見なされる上、斎童が殿内に着座して神霊が憑依したことと窺われる痕跡が認められるところから、本来神主が託宣を発したものと察せられ、神主自らが<祭られる神>であったことを証明する。
また出雲大社の古伝新嘗祭や大社造本殿の神座の位置によって、神人共食の儀礼が古儀の主体であったこと、住吉大社の古儀においても総官(神主)が取次をする対象が<何者か>と想定するものの「神霊」と表現するほかないこと、朝鮮のシャーマニズムとも対比して神人共食による祭祀の伝統が形成されたと推定することができる。
さらに住吉造本殿は、周知のように第一、第二、第三本宮が西向に直列し、第四本宮は第三本宮と並列している。この社殿配置は五世紀代よりほぼ原型を保って現在に至っているものと理解できる。」
たいへん興味深い記述だと思い引用させて頂きました。
住吉造
御本殿は「住吉造」といわれており、神社建築史上最古の特殊な様式で国宝に指定。3つの特徴からなります。
1.柱・垂木・破風板は丹塗り、 羽目板壁は白胡粉塗り
2.屋根は桧皮葺で切妻の力強い直線
3.出入り口が直線型妻入式
屋根には置千木と5本の四角堅魚木があります。周囲に迴廊はなく、本殿の周囲には板玉垣、その外に荒忌垣があります。
柱は太い丸柱で礎石の上に立っており、柱間は横板張りで、正面より前が外陣、奥が一段高い内陣と二室あります。第一本宮から第三本宮までは直列、第四本宮と第三本宮は並列に配置され、全国的にもたいへん珍しい建築配置です。あたかも大海原をゆく船団のように立ちならび、「三社の縦に進むは魚鱗の備え 一社のひらくは鶴翼の構えあり よって八陣の法をあらわす」とも言い伝えられます。-住吉大社HPより
住吉大社のHPは
コチラからドーゾ。私の記事より簡潔でEと思います。
初詣の時期の第一本宮はこんな感じです。たいへん賑わっています。
土日に訪れると、結婚式に立ち会うというか、その様子を見る機会も多いです。
今回は、国法建造物に指定されている本殿について書きましたが、住吉大社の成り立ち、由緒、その歴史や現在の取組については、またいずれ「住吉さん」特集を組んでその中でやりますのでその時は4946です。
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