後藤又兵衛基次之碑-道明寺・誉田の戦い

nao道

2016年07月17日 08:08

この石碑は柏原市の玉手山(玉手山公園)の山頂付近にあります。
NHK大河ドラマ「真田丸」では、哀川翔が演じる後藤又兵衛、どんな感じになるのか楽しみです。

後藤又兵衛としだれ桜

後藤又兵衛基次は、一五六〇年四月十日兵庫県加西市で、後藤基国の次男として生まれた。
槍の名人として、黒田孝高とその子長政に仕え、長政の九州博多へ着任に伴い一万六千石の大隈城主となった。その後、時代の変化につれ、自ら城を捨てて浪人となったが、一六一四年大坂冬の陣には、亡き秀吉の恩義に感じ、劣勢の秀頼に応援すべく豊臣方へ加勢し、木村重成とともに河内付近で徳川方と奮戦し、恐れられた。
一時、和睦となったが一六一五年再び大坂夏の陣が始まり、堀を埋められた大坂方は、徳川軍の大軍を河内の峠で迎え撃つべく、五月六日未明、又兵衛は自ら先陣として約三千の手勢を連れて、この山まで来たが既に徳川方の先陣二万余の軍勢は、国分へ到着していたので、大坂方の二番手薄田隼人等の軍を待てずに、戦いの火ぶたは切られた。又兵衛の軍は奮戦したものの、多勢に無勢、遂に又兵衛は敵弾に当たり、自決し側近の吉村武右衛門が介錯してその首は、この地の西北の片山・深田へ埋めさせた。翌七日大坂城は落城した。(五十六歳)
豪傑、後藤又兵衛が義に感じ花と散ったこの地に、「しだれ桜」を植えて、昔を偲び歴史を永く後世に伝えると共に、柏原市の名所にしたいと念ずるものである。
-現地「しだれ桜」の案内板より

この石碑の近くにしだれ桜が植樹されていて、その桜の案内板から原文ママで写しました。非常に解りやすくまとまった文章です。
桜は夏でしたのでさいていませんでしたが、また春におとずれたいです。

吉村武右衛門も又兵衛と同様、筑前福岡藩主黒田長政との確執から浪人となり、大坂城に入り夏の陣では先鋒として戦い、この地に散りました。

この夏は「真田『まる』」やるでー! 夏の陣やで~!


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