堂島大橋

nao道

2013年06月24日 10:03


堂島大橋は、堂島川に架かる最も古い橋のひとつで、外観が昭和2年(1927)架け替え以来ほぼ変わっていないたいへん貴重な橋です。現在、橋の南詰には大阪国際会議場(グランキューブ大阪)があります。
明治16年(1883)に最初の橋が架設された際には、橋長83.4m、幅員3.6mの木橋でした。その橋は、明治18年(1885)の大洪水では大きな被害を受けました。上流からの流材によって堂島大橋が落ち、船津橋は橋の形を保ったまま下流へ流され、それらがすべて安治川橋に引っかかって水を塞き止める形になったため、周辺の民家の被害が大きくなったと言われています。
第1次及び第2次の都市計画事業において永久橋化が行われました。
堂島大橋は、都市計画事業中之島十三線の整備に伴い、現在の橋に架け替えられ、あみだ池筋の土佐堀橋とほぼ直線で結ばれるようになりました。中央部に支間長54.9mの2ヒンジ鋼アーチが架かり、両端には鉄筋コンクリートのアーチが設けられました。



昭和20年(1945)6月1日、いわゆる第2回大阪大空襲で米軍による空襲で被災し、石の欄干の黒焦等の痕跡が現在でも残っています。戦災の影響か、古いせいか、中之島に架かるどの橋よりも黒ずんでいて、良く言えば風格があり、悪く言えば暗い感じのする橋です。


大阪国際会議場(グランキューブ大阪)とリーガロイヤルホテルホテルをバックに入れてみました。


堂島川、土佐堀川で唯一のアーチ橋です。
中之島に架かる22橋のうちで最も強く印象に残りました。まだ全部終わってないけど…

橋長:76.15m
幅員:22.70m
形式:アーチ橋
完成:昭和2年(1927)



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