2012年03月05日
玉造黒門越瓜(しろうり)
玉造黒門越瓜
玉造黒門越瓜は大坂城の玉造門が黒塗りであり、江戸時代にこの門付近で栽培されたことから名付けられた。
一般に「くろもん」と呼ばれ、天保7年(1836)の『名物名産略記』にも記載されている。
玉造の有力町人であった高津屋吉右衛門家は代々玉造平野口町(現・大阪市中央区玉造1丁目)に住み、天正10年(1582)に豊臣秀吉から市場の許可を与えられたといわれる家系であり、特に当神社付近に多くの畑を持ち、この畑で越瓜を栽培した。
吉右衛門家が開いたこの市場は白瓜市場(黒門市場)と呼ばれ、当時流行したお蔭参りの旅客で大変賑わった。
実はとても青く(濃緑色)、長大で8~9条の白い縦縞があり、粕漬にして美味しかったことから諸国に商われた浪花名産の一つとされた。
江戸時代の歌
「黒門といえども色はあおによし奈良漬けにして味をしろうり」貞柳
-現地案内板より
また商いが盛んになった背景はにはこの街道を通じて、奈良漬用に大量に出荷されていたという説が有力です。
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Posted by nao道 at 11:11│Comments(0)
│食いだおれ