2013年08月17日
国会期成同盟発祥之地
国会期成同盟発祥之地
自由民権運動は、日本最初の民主主義運動であり 国会開設・憲法制定・地租軽減・地方自治・不平等 条約撤廃などの諸要求をかかげて展開された。
一八八〇(明治十三)年、大阪で国会期成同盟結成大会が開かれ国会開設の請願書の提出と国民的運動の方向が決定された。大会は三月十五日、北久宝寺町喜多福亭で始まり同十九日会場を 太融寺に移し四月八日まで白熱の論議が続きその後の全国的な運動の発展に画期的意義をもった。まさにこの運動の舞台となったここ太融寺こそ、国会期成同盟発祥の地であり自由民権運動飛躍の場として永久に記念さるべきである。
自由民権百年を契機に私たちは先人の遺業を たたえ、その進歩と革新の伝統をうけつぎ、ここに記念碑を建て自由と民権が永遠の真理たることの証とするものである。
一九八五年五月三日 撰文 黒田了一
明治14年(1881)、「10年後に国会をに開く」という約束を 政府からとりつけ, その後も 根強い運動は続けらましたが、政府による弾圧と懐柔によって運動は分裂し、明治22年(1889)に帝国憲法が制定され、 翌年に帝国議会が開かれたことによって幕をとじました。
ここ太融寺で開かれた大会こそが、日本で最初の自由民権運動だったといわれています。
この石碑は、自由民権運動100年を記念して建てられたもので、撰文を書かれた黒田了一は後に大阪府出身者で初めての府知事に就任しています。
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Posted by nao道 at 18:18│Comments(0)
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