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2014年04月04日

文楽の人形遣い

文楽の人形遣い
江戸時代に大阪で生まれた伝統芸能、人形浄瑠璃文楽は、何人もの登場人物の喜怒哀楽、物語のストーリーを一人で語る「太夫」、太棹の胸に重く響く音色で情景や感情を表現する「三味線」、三人で一体の人形を自在に操る「人形遣い」の「三業」が織りなす舞台芸術です。
今回は人形遣いと人形について書いてみます。

文楽の人形遣い

文楽の人形

文楽の人形は、人形一体を三人の人形遣いが操る、世界に例を見ないもので、微妙な動きはもちろん心情までも表現し、生身の人間以上に訴えかけるものをもっています。
人形は、かしら(首)や衣裳等など、ばらばらに保管されています。公演の度に役に合わせて、かしらにかつら(鬘)が付けられて結い上げられ、衣裳・手足・胴・小道具などが揃えられて、人形遣い自身が人形を拵えます。
文楽入門/国立文楽劇場発行の小冊子より

文楽の人形遣い
古くは一つの人形を一人の人形遣いが操っていたが、享保19年(1734)に「芦屋道満大内鑑」で三人遣いが考案され、現在では三人で操るのが普通です。「主遣い(おもづかい)」が首(かしら)と右手、「左遣い」が左手、「足遣い」が脚を操作します。
「頭(ず)」と呼ばれる主遣いの合図によって呼吸を合わせています。黒衣(くろこ)姿だが、重要な場面では主遣いは顔をさらすことが多く、「出遣い」と呼ばれます。左・足遣いは黒衣(くろこ)が担当します。
人形遣いの修業は非常に厳しく、足遣いから始めて10年、左遣いで10年、主遣いになるまでに20年以上の修練が必要と言われています。


文楽の人形遣い
大阪・国立文楽劇場、4月公演が実に楽しみです。メロメロ

タグ :文楽

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