O-TUBE

日本初の本格的な高速都市間電気鉄道として、1905(明治37)年に出入橋~岩屋間を開業。営業キロは大手私鉄の中では短いものの、鉄道事業を中心に沿線地域の発展に貢献してきている。
曲線が多く、駅間距離も短い路線で効率的な輸送をおこなえるよう、きめ細かなダイヤ編成とそれを実現する車両技術を特徴としている。なかでも普通列車には日本最高水準の高加速と高減速性能をもつ"ジェット・カー"を、いっぽう急行系車両は高速性能を重視した車両を運用している。
阪神甲子園球場を沿線にもつため、状況に応じた特別ダイヤがあることも大きな特徴となっている。また、1995(平成7)年に発生した阪神淡路大震災では車庫や各線が被災し大打撃を受けたが、約半年後には本線全線を復旧させ、翌年には車両数も震災前に戻すなど、めざましい復興を果たした。2009(平成21)年には西大阪線の延長にともない、難波駅への乗り入れが実現した。

阪神は、2006年の村上ファンドによる買収問題に端を発するTOBが成立し、阪急ホールディングスの連結子会社となっています。その後、阪神電気鉄道株1株につき阪急ホールディングス株1.4株を割り当てる株式交換を実施し、(阪急ホールディングスから商号変更をした)阪急阪神ホールディングスの完全子会社となりました。