オオサカジン

日記/一般 日記/一般   | 大阪市

新規登録ログインヘルプ


O-TUBE By nao道
nao道
nao道
みんなが知ってるいつもの大阪、意外に知られていないあんな歴史こんな人物、ウソかホンマか伝説・逸話、そして大阪検定のためになる話とソーでもない記事満載のブログ。
コメント・TB、お待ちしております。4946!!!
COUNTER
< 2024年05月 >
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
WEEKLY-RANKING
 › O-TUBE › 傾向と対策 › 環状線の北西部
2011年05月21日

環状線の北西部

環状線の北西部
大阪は昔から水運の街として栄えてきました。明治元年(1868)に開港した大阪港は、明治中期から輸送量の増大に対応できなくなり、大型船などは神戸港に入港するようになっていました。
そこで明治30年(1897)、大阪市は港湾の整備拡大に乗り出します。この工事資材の輸送と築港完成後の貨物輸送を目的に、大阪駅と大阪港を結ぶ鉄道の建設が計画されました。
まず、西成鉄道と川口鉄道の両私設鉄道が設立され、建設認可の申請がおこなわれました。また、官営鉄道でも安治川支線を建設する案が検討されました。そして最終的に両私設鉄道の申請を一本化したうえで、西成鉄道に建設の認可がおりました。

西成鉄道は、明治31年(1898)に大阪-安治川口間を開業し、貨物輸送を主体に営業運転を開始しました。また明治37年(1904)には安治川口-天保山間の延長工事も申請・認可されました。
ちょうどこの頃、明治の大私鉄・関西鉄道は、大阪港への連絡を目的として西成鉄道の買収を計画していました。これに対し官営鉄道も関西鉄道の勢力拡大を防ぐ意味から、西成鉄道の買収を検討していました。しかし明治37年(1904)に勃発した日露戦争により、大阪港への物資輸送が増え、西成鉄道の重要性が増したため、官営鉄道は西成鉄道を借り上げることとし、同年11月には契約が成立しました。そして、建設がすすめられていた安治川口-天保山間は、明治38年(1905)に完成すると同時に官営鉄道に引き渡されました。
西成鉄道の路線は、明治39年(1906)に国有化され、西成線となりました。この西成線沿線は大正期に入ると急速に工業地帯へと姿を変えていきました。また昭和6年(1931)には大阪市中央卸売市場が開設され、野田駅から分岐した貨物線が開通するなど、西成線は線は工場への輸送や物流のために重要な路線となっていきました。

環状線の北西部

西成線

1898年(明治31年)
4月5日:西成鉄道 大阪駅-安治川口駅間が開業。現在の大阪環状線にあたる区間に福島駅・野田駅が開業。大阪駅-福島駅間は貨物営業のみ。
10月1日:西九条駅が開業。
1899年(明治32年)5月1日:大阪駅-福島駅間旅客営業開始。
1904年(明治37年)12月1日:鉄道作業局が西成鉄道の路線を借上げ。
1906年(明治39年)12月1日:西成鉄道が国有化。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、大阪駅-西九条駅-天保山駅間が西成線となる。
1912年(明治45年)7月17日:福島駅-西九条駅-安治川口駅間が複線化。
1931年(昭和6年)11月8日:貨物支線 野田駅-大阪市場駅間(1.3km)が開業。大阪市場駅開業。
1941年(昭和16年)5月1日:大阪駅-西九条駅-桜島駅間が電化。
1943年(昭和18年)10月1日:西成線・城東線直通運転開始。
1961年(昭和36年)4月6日:大阪駅-福島駅間の貨物営業廃止。
-年表:Wikipediaより

一番上の図をみると、なんとなく気づいたかたも多いのではないでしょうか。旧西成線は、今ではUSJ(ユニバーサルスタジオ・ジャパン)に連絡する路線として利用されています。電車


タグ :鉄道

同じカテゴリー(傾向と対策)の記事画像
第6回大阪検定2級解答速報
第6回大阪検定1級解答速報
明日、第6回大阪検定
新しい食文化を創った人たち
流通革新を進めた人たち
独自の技術でモノづくりに挑む
同じカテゴリー(傾向と対策)の記事
 第6回大阪検定2級解答速報 (2014-07-07 00:12)
 第6回大阪検定1級解答速報 (2014-07-06 20:12)
 明日、第6回大阪検定 (2014-07-05 23:49)
 新しい食文化を創った人たち (2014-07-05 11:11)
 流通革新を進めた人たち (2014-07-04 18:24)
 独自の技術でモノづくりに挑む (2014-07-03 13:13)

Posted by nao道 at 11:41│Comments(0)傾向と対策
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。