2013年05月23日
端建蔵橋
明治になってからこの地に架けられた橋が、その地名をとり端建蔵橋(はたてくらばし)として今に残っています。
明治18年(1885)の大洪水によって中之島周辺の橋は大きな被害を受けましたが、端建蔵橋は橋脚が鉄柱で造られていたためかろうじて残りました。
端建蔵橋は明治42年(1905)に市電の九条中之島線の開通時に架け替えられ、鋼桁橋になりました。
戦後、大阪市西部一帯は地盤沈下が激しく、堤防の嵩上げとともに橋の嵩上げ工事が次々に行われた。端建蔵橋は昭和38年(1963)に、橋面を約2m持ち上げ、橋体を軽くするためコンクリートの床版を鋼床版に換えられ、同時に耐震性を増すために補助の橋台が造られました。
土佐堀川も川とはいえ、ここまでくると潮の香おりがE感じです。
「中之島に架かる橋特集」も折り返し地点を迎えました。まだまだ続く橋特集は、また上流の鉾流橋から堂島川に架かる橋について書いていきますので、これからもよろしく4946です。
古き良き時代の大阪が偲ばれます。
橋長:111.95m
幅員:24.00m
形式:桁橋
完成:大正10年(1922)
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Posted by nao道 at 22:15│Comments(0)
│八百八橋