2012年05月06日
森田ビルディング
壁面に黒御影石を貼り、窓に熱線吸収ガラスを採用しています。
一見、同じパターンが連続しているように見えるが、2階以上は壁面が強調され、1階は柱が強調されたデザインとなっています。また2階から4階では、1階とはプロポーションの異なる縦長の窓が使われており、5階、6階はには正方形に近い形の窓が使われています。
さらに、6階東側の壁面の一部や、7階と8階の南側と東側の壁面は後退しているなど、建物の外観にも変化がつけられています。
ほとんど同じ形状の窓と壁面のデザインだけで細かな変化がつけられた実験的とも言える作品になっています。
地下階では蕎麦屋さんが営業しています。
大阪市中央区備後町2-4-6
設計:村野藤吾/村野・森建築事務所
竣工:昭和37年(1962)
施工:戸田建設
構造:RC造、地上8階・地下3階・塔屋4階
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Posted by nao道 at 10:10│Comments(0)
│近代・現代建築