オオサカジン

日記/一般 日記/一般   | 大阪市

新規登録ログインヘルプ


O-TUBE By nao道
nao道
nao道
みんなが知ってるいつもの大阪、意外に知られていないあんな歴史こんな人物、ウソかホンマか伝説・逸話、そして大阪検定のためになる話とソーでもない記事満載のブログ。
コメント・TB、お待ちしております。4946!!!
COUNTER
< 2024年05月 >
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
WEEKLY-RANKING
 › O-TUBE › 近代・現代建築 › 莫大小会館(メリヤス会館)
2012年05月30日

莫大小会館(メリヤス会館)

莫大小会館(メリヤス会館)
「莫大小」とは、メリヤスの当て字で大小伸縮自在の生地という意味です。
糸偏(いとへん)工業が隆盛だった戦前の大阪にあって、福島界隈には特にメリヤス業者が集中していました。
大正15年(1926)にメリヤス製品の輸出手続きを行うための大阪輸出莫大小工業組合が設立され、昭和4年(1929)に組合の事務所となるビルを建築しました。


莫大小会館(メリヤス会館)
半円アーチ窓の連続が美しいこのビルは、同組合が、大正13年(1924)に埋め立てられた曽根崎川(蜆川)の跡地を大阪市より譲り受け、宗兵蔵に設計を依頼し、昭和4年(1929)に竣工しました。
しかし、昭和12年(1937)の第二期工事で、西側平屋部分に2・3階を増設した他、その後も増改築を繰り返した結果、その内部には均整がとれない箇所が階段や、部屋の配置などに及んでいるようです。

莫大小会館(メリヤス会館)
階段から各階への動線や予期せず現れる階段が複雑に入り組んでいる様子が窺えます。

莫大小会館(メリヤス会館)
学校建築のように廊下に窓、その反対、建物内側に部屋が並んでいます。


莫大小会館(メリヤス会館)
今はテナント として建築設計士やデザイナー事務所、カフェ、アトリエなどが入っています。 

莫大小会館(メリヤス会館)

大阪市福島区福島3-1-39
設計:宗兵蔵/宗建築設計事務所
竣工:昭和4年(1929)
施工:大阪橋本組
構造:RC造、地上4階・地下1階



より大きな地図で 大阪の近代・現代建築マップ を表示


タグ :福島区

同じカテゴリー(近代・現代建築)の記事画像
内子町立大瀬中学校-真夏の愛媛旅行4
伊丹十三記念館-真夏の愛媛旅行1
高橋ビル本館(現・アールビル本館)
泉州銀行本店
近鉄本社ビル
都ホテル大阪
同じカテゴリー(近代・現代建築)の記事
 内子町立大瀬中学校-真夏の愛媛旅行4 (2015-10-01 23:51)
 伊丹十三記念館-真夏の愛媛旅行1 (2015-09-15 13:04)
 高橋ビル本館(現・アールビル本館) (2014-09-20 18:18)
 泉州銀行本店 (2014-09-14 12:12)
 近鉄本社ビル (2014-09-13 10:15)
 都ホテル大阪 (2014-09-10 10:10)

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。