2012年07月12日
上方落語協会会館
大阪出身の建築家、安藤忠雄が無償で設計を請け負ったこの作品は、打放しコンクリートのファサード上部に大きな三角窓と天窓を採用し、自然光を取り入れたデザインと入口の三角形がほぼ上下対称に配置されている点、そして上方落語の「上」の字を表すスリットに大きな特徴があります。
完成式で桂三枝会長は、「こんな素晴らしい大きなものができたのも先輩、師匠方のお陰です。」と述べ、設計した安藤は、「大阪を元気にしたいので、少しお手伝いができればと思いました。」と語っています。

問答無用のコンクリート打ちっ放しは「世界のANDO」の代名詞です。

大阪市北区天満4-12-7
設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所
竣工:平成24年(2012)
施工:まこと建設
構造:RC造、地上3階
上方落語協会会長の桂三枝は今年、六代目桂文枝を襲名します。今年は立派な会館が竣工し、また大名跡が継承されるという上方落語の長い歴史の中でもスゴイ一年になりそうですね。

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Posted by nao道 at 09:09│Comments(2)
│近代・現代建築
この記事へのコメント
パッと見だけでわかりますね、この方の建築は。
元ボクサーという変わった経歴も持ってます(^_^;)
元ボクサーという変わった経歴も持ってます(^_^;)
Posted by ジー・ロンド at 2012年07月12日 20:12
ジー・ロンドさん江
ゲリラ的生き方…面白い経歴をもつ建築家ですよね。
ゲリラ的生き方…面白い経歴をもつ建築家ですよね。
Posted by nao道 at 2012年07月12日 20:24