2014年03月12日
国立文楽劇場

黒川紀章の設計で、文楽の上演と鑑賞に最適な舞台機構と客席空間を追求した文楽劇場(全席753席)と小ホール(159席)があり、ユネスコ世界無形遺産にも指定された人形浄瑠璃・文楽の主催公演を中心に、落語や漫才、浪曲などの寄席「上方演芸特選会」や文楽鑑賞教室を開催しています。他には、展示室や図書閲覧室、茶寮、売店などを備えています。

また、エントランスの唐破風、低層部に竹を模したアルミルーバーなどを大胆に取り入れモダニズム建築の中に和風、伝統芸能の世界を表現しています。
美しい連続と、それを裏切るかのようなアクセントが絶妙です。



この公演は、人間国宝・七世竹本住大夫の引退公演ともなっています。演目は「菅原伝授手習鑑」、しかも「通し狂言」ということで、全ての段をおよそ10時間かけて上演します。



大阪市中央区日本橋1-12-10
設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所
竣工:昭和58年(1984)
施工:竹中工務店・錢高組
構造:RC造、地上5階
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Posted by nao道 at 12:12│Comments(0)
│近代・現代建築
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